


8月30日(土)に、「シニアライフ支援」のテーマで第4回市長タウンミーティングを開催しました。猛暑の中にもかわらず、50名を超える方々にご参加いただき、本当にありがとうございました。
まず、皆さんからいただいたご意見や感想はアンケートですべて拝見し、一つひとつ丁寧に確認しています。市長である私や担当職員が直接説明することで、市政の考え方や現状、取り組みをわかりやすくお伝えできたこと、また参加者同士で率直に意見交換する機会を持てたことを好評の声としていただきました。こうした場は、市政の透明性や説明責任を高め、市民の皆さんの信頼につながると考えています。
当日の主なやり取りをいくつかご紹介します。「将来、施設に入所できるか心配です。施設の数、充足率、待機者数など動向を知りたいです。また、免許を返納した場合、公共交通機関を利用することになるが、バスや電車はバス停や最寄り駅まで行くのはハードルが高い。買い物は配達サービスで代理ができるが、病院に行くためには公共交通で大丈夫なのでしょうか。」といった声がありました。
私からは、「施設入所までお待たせすることがございますが、施設の数や定員、将来推計人口に対して、施設は足りる見通しです。公共交通に関しては、運転免許を返納した方へ鉄道・バス・タクシーの利用券6,000円分を配布していますが、これが一生に一度だけでは足りないと認識しております。お住まいの地区や地域ごとに事情が異なるため、タクシー事業者とも連携し、新たな対応策を検討していきたいです。」とお答えしました。
シニアの就労について「年金だけでは生活できない人が多いが、秩父にはシニアが働ける場所がほとんどないです。どのように考えていますか。」とのご意見には、まずはシルバー人材センターの活用をお願いする一方で、「シニア世代が働きやすい環境づくりは社会全体の課題でもあり、自治体としてできる支援を進めていきたいと考えています。」とお答えしました。ご要望はできるところから着手していきます。
参加者のアンケートでは「時間が足りない」との声が多く、もっと話したかったという前向きな意見や、「今回分かったことを周りの人と共有したい」という声もいただきました。秩父地域は情報を共有し合う意欲が高いのが特徴で、これはとてもポジティブだと感じています。
一方で、「市職員の説明が分かりにくい」というご指摘もありました。制度や支援メニューが細分化・専門化しているため、平易に伝える工夫が必要だと感じています。職員の説明力向上は庁内研修などで強化していくとともに、受け手目線での整理・要約に努めたいと思います。
また、「包括支援センターの総合窓口を知らなかったが、利用したい」という声もあり、需要はあるものの、情報伝達が十分でないことを実感しました。

皆さんの声は、次の一手を打つための大事な合図です。情報が必要な方に確実に届き、誰もが安心して暮らせる支援体制を目指して、今回の結果を踏まえて速やかに動いていきます。職員の説明力向上、相談窓口の周知、市長タウンミーティングの改善を通じて、皆さんと一緒に考えながら、よりやさしく分かりやすい市政をつくっていきます。皆さんのご意見・ご提案・ご協力があってこそ実現できます。今後ともぜひ力を貸してください。暑い中来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからもっと分かりやすく、寄り添う秩父市役所に変えていきます。
次回、第5回市長タウンミーティングは、9月27日(土)13時30分から15時まで、荒川農村環境改善センター1階多目的ホールで開催します。テーマは「芸術文化振興」です。みなさんと意見交換できるのを楽しみにしています。参加費は無料、申し込みも不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください。


8月27日(水)は、ちちぶ在宅医療・介護連携相談室、秩父郡市医師会、埼玉県介護支援専門員協会秩父支部が共催している「ちちぶ地域医療介護連携研修会」に参加しました。本研修は実務的な側面を有しますが、行政施策を検討する市長としても多くの学びが得られるため、市長就任後も継続して参加しています。また、秩父地域で医療・介護の関係者が一堂に会する貴重な機会であり、顔の見える関係性を構築するうえでも重要と考えています。
今回は元秩父市立病院小児科医長で、現在は新潟市民病院でご活躍されている黒沢大樹先生を講師に迎え、「災害時対応研修」を行い、80名を超える皆さまと一緒に学びました。
黒沢先生は、災害時小児周産期リエゾンという災害時のコーディネートに関する役割を担う都道府県が配置する専門家であり、示唆に富んだ研修を行ってくださいました。研修ではデータに基づき「秩父は自然災害に対して強い」という評価が示される一方で、医療体制面では備えておくべき課題もあることが示されました。
具体的には、平時の医療提供体制(病床数、医療従事者配置、受け入れ能力など)を正確に把握しておくことが、災害時の適切な応援要請や受け入れの可否判断に直結するという点が強調されました。特に医療分野においては、「受援力」(外部からの支援を効率的に受け入れる能力)を高めておくことが、いざという時に、現場混乱の抑制に有効であるとのことでした。
印象に残ったのは、CSCATTT(コマンド、コントロール、コミュニケーション、サーチ、トリアージ、トリートメント、トランスポート)の重要性であり、実効的な対応にはこの考え方が欠かせません。平時準備と受援力の強化を進めながら、フェーズフリーの考え方も取り入れていきたいと思います。
参加者の皆さまとも意見交換を行いましたが、前向きな意見も多く寄せられました。「情報に特化した訓練を実施したい」「今日得た知見を職場に持ち帰って共有したい」といった、現場の実務改善や連携強化に結びつけようとする意欲に、私自身も強く共感しました。
黒沢先生、貴重な研修会をありがとうございました。知見を深めるともに、行政の長として今後の防災・医療施策に活かすべき示唆を得られる有意義な機会となりました。参加された皆さまにも重ねて御礼申し上げます。今後、研修で得た学びを活かして、秩父地域の医療・防災力の向上に取り組んでまいります。



8月27日(水)から秩父市議会9月定例会が始まりました。市長に就任してから2回目の定例会に臨みます。一般質問は9月8日(月)から10日(水)の3日間にわたり行われます。市民の皆さまの声をしっかり受け止め、私たちの秩父市が抱える課題や希望について、活発に議論していく貴重な機会です。ぜひ一緒に、秩父市の未来を考えていきましょう。皆さまの声を受け止め、より良い秩父市を一緒に作っていきたいと思います。よろしくお願いします。
冒頭の挨拶では、8月31日(日)に秩父市総合防災訓練を実施することや、8月6日に東京ビッグサイトで開催された第57回交通安全こども自転車全国大会で、秩父第一小学校が団体の部で2連覇を達成したことを報告し、議案22件の概要をご説明しました。
また、8月30日(土)15時からは、市役所本庁舎庁議室で第4回となる市長タウンミーティングを開催します。テーマはシニアライフです。秩父地域で暮らす高齢者の生活をより豊かにするアイデアを皆さまと一緒に深掘りします。多様な世代・多様な職業・多様な経験をお持ちの方、経験の有無を問わず、多くの方のご参加をお待ちしています。ご家族や地域で高齢者を支える方、事業者・NPOなど幅広い関係者のご参加を歓迎します。
いただいたご意見は、今後の具体的な施策の検討材料として、予算編成やサービス改善につなげてまいります。市民一人ひとりの声が私たちの力になります。率直なご意見をお寄せください。皆さまのご参加とご意見が、秩父の未来をより良くする力になると信じています。どうぞよろしくお願いいたします。
8月30日(土)15時から、市役所本庁舎庁議室において第4回となる市長タウンミーティングを開催します。
今回のテーマはシニアライフです。これまでの開催テーマは「地域医療・病院建設」「子育て・教育」「賑わいのあるまち」でしたが、今回はシニアライフを中心に、秩父地域で暮らす高齢者の生活をより豊かにするアイデアを皆さまと一緒に深掘りします。秩父市が皆さまから信頼され、行政の透明性を高めていくためにも、多様な世代・多様な職業・多様な経験をお持ちの方、経験の有無を問わず、たくさんの方のご参加をお待ちしています。
高齢の市民だけでなく、ご家族や地域で高齢者を支える方、事業者・NPOなど幅広い関係者のご参加を歓迎します。いただいたご意見は、今後の具体的な施策の検討材料として、予算編成やサービス改善につなげてまいります。
市民一人ひとりの声が私たちの力になります。率直なご意見をお寄せください。皆さまのご参加とご意見が、秩父の未来をより良くする力になると信じています。どうぞよろしくお願いいたします。
※今後のタウンミーティングの開催予定


8月25日(月)は、「第4回秩父地域クラウド交流会(ちいクラ)」に参加しました。ちいクラは、地域の皆さんが地元の起業家を応援することで、地域経済の活性化を目指す交流会型イベントです。顔が見えるビジネスマッチングの場であると同時に、クラウドシステムを活用して起業家を後押しする仕組みが魅力です。
イベントの特徴は、参加者が起業家のプレゼンテーションを聞いて「応援投票」を行い、投票数に応じて優勝者に商品券などの賞品が贈られるという「交流会型クラウドファンディング」の形式にあります。全国各地で開催されているこの取り組みですが、秩父でも多くの人が集まり、あたかい雰囲気の中で盛り上がっていました。
当日は、地域で活動する起業家のみなさんのプレゼンテーションが次々と披露され、参加者はどの起業家を応援するか真剣に考えながら投票タイムに臨んでいました。プレゼンを聞いて共感したり、新しい取り組みに驚いたりと、会場には笑顔と会話があふれていました。投票の合間や終了後の交流タイムでも、多くの方同士が名刺を交換したり意見を交わしたりして、さまざまなつながりが生まれていました。
「普段なかなか接点のない人と話してみたい」「起業家の取り組みを直接聞いてみたい」といった想いで参加された方も多く、地域の多様なプレイヤーが一堂に会する貴重な場になっていると感じました。
皆さまの取り組みによって、秩父を支える力と秩父愛を改めて感じ、秩父地域の活力を実感しました。市長として、こうした取り組みが地域にしっかり還元されるよう、全力を尽くしてまいります。

